うららかな日にゴッホ展

みなさま!(と言っても誰も見ていないでしょうが)、はじめまして。

久方ぶりの快晴。福岡市美術館で開催されているゴッホ展に行ってきました。

期待以上の内容。まだゴッホがそれほど有名じゃないときに、オランダのヘレーネという資産家の女性が集めた作品が並んでいます。額縁がよく見かけるデゴラティブなものではなくて、木製の素朴なもので、ヘレーネさんがただの資産家じゃない、素敵な人だったんだなと思える。

 

私は特にオランダ時代に描いた素描に惹かれました。モデルは人生に疲れたように見える老人や農夫たち。鉛筆や木炭の筆致がゴッホの息遣いを伝えてくれている気がします。デッサンがだんだん上手になっていくのが見えるのも嬉しい。

フランスに移ったとたん、まるで闇から外に出てきたように色遣いが変わってしまうのも面白い。みんなが知ってる、あのゴッホの絵です。どんなふうに描いているんだろう?今の時代にゴッホさんが生きているなら、YouTubeでメイキングを配信してほしいところです。

鑑賞の後は、一階のカフェの外でお茶しました。フルーツロールケーキとビーフカレー、ちょっとアンバランスかな。今日は風もなく、大濠公園が本当に美しい。走っている人や赤ちゃんをベビーカーに載せて散歩している人がいます。そしてゴッホのモデルになりそうな老人が池のほとりを散歩していたりして。

     

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